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尼崎市(あまがさきし)は、兵庫県に属する市。保健所政令市。

概要

兵庫県で最も南東に位置し、大阪府に隣接している。南は大阪湾に面し、西に西宮市、北に伊丹市、北東に豊中市、東に大阪市が隣接しており、大阪平野に完全に面している。兵庫県下第4位の規模の人口(かつては県下2位であったが、人口減により、姫路市および西宮市に抜かれた。下記参照)を有しており特例市の指定を受けている。略して「あま」と呼ばれることがある(後高アクセント、後の項で詳述)。ただし人口密度では国内でも常に上位に入る人口集中地域である。

主に市南部に工業地域、中南部には商業地域、そして市中北部から北部にかけて住宅地が広がる形で発展している。

 
鉄道を利用することにより、20分以内に大阪や神戸へと到達することが出来るが、 独自の旧尼崎藩領や旧旗本領の元農村地域を中心に構成された工業都市である尼崎独自の都市圏を構成するために、 大阪のベッドタウンとしての要素は薄く拠点性がある。人口密度は兵庫県下では最も高く、国内においても20位以内に入る。 また、南部の海岸部は阪神工業地帯の中心部でもあるが、埋立地の部分が多く、海抜0メートル以下の地域が少なくない。

明治初期に旧尼崎藩士族や地主の出資による近代紡績工場設立の際、 資金難からやむを得ずに商業地大阪の資本参加を受け入れ、 繊維取引の場所である大阪船場との電話通信費節約の目的で大阪市内から直接電話回線を引いたため、 以来、市外局番は「06」となっている。

おなじ幕府大坂城代地だった商業地の神戸市に比べ、商業地である大阪中心部との交流は、 もともと農漁村地域であった西淀川区や此花区などを除いてほとんどなく、他の大阪神戸の都市圏とは異なる伊丹市、 宝塚市などに広がる旧尼崎藩領地域の元農村地域を中心にした独自の中小都市圏を構成している。 それらの尼崎都市圏の交通手段として尼崎市営バス、伊丹市営バス、阪急バス(おもに縦断)、 阪神バス(阪神尼崎~JR宝塚の尼崎宝塚線など)、阪神電気鉄道(本線・西大阪線)、 阪急電鉄(神戸線・伊丹線)、JR東海道本線(神戸線)、JR福知山線(宝塚線)、 JR東西線などがある。

近年はJR西日本や阪神沿線を中心とした市中南部の再開発事業にも力を入れており、 これらの地域でも高層マンション群や巨大商業施設が多くみられるようになった。 なお市民人口は昭和46年(1971年)度の55万4155人より一貫して減少傾向にあるが、 近年、その傾向はゆるやかになりつつある。

その一方で、2005年11月には海岸部の関西電力尼崎第3発電所跡地に世界最大級と称される松下プラズマディスプレイ (松下電器産業と東レによる合弁会社)のプラズマディスプレイ・プラズマテレビ(主にVIERA) の工場(松下プラズマディスプレイ第3工場)が完成。大阪にほど近い立地条件の強みを生かし、 衰退した工場用地を積極的に再利用しようとする動きも加速しているとされる。なお、 この工場に隣接して新しいプラズマディスプレイ工場(松下プラズマディスプレイ第4工場)が2006年5月より建設されており、 2007年7月には完成予定である。これに伴う人的な流動や同工場へと部品を調達する下請け企業の進出なども期待されている。 またJR尼崎駅北側に大規模な開発計画も予定されている。阪神百貨店・平和堂をはじめシネコンプレックスが出店される模様である。

都市美化への取組み

阪神工業地帯の中核を担う工業都市として『工都』と号し立ち並ぶ煙突が町の誇りとされる一方、公害の都市として有名であった。近年では、かつて工業用排水・生活排水による汚染が著しかった市の中心部を流れる庄下川が魚の住める状態にまで改善されたとして平成12年度の建設大臣賞「蘇る水100選」を受賞した。また、NPO主催によるコンテストにおいても、「日本のきれいな都市」トップ5に選出されたことがあるなど、美化事業に力を入れている。 同じく、NPO主催の環境首都コンテストには2001年開催の第1回より毎年参加しており、特に2004年開催の第4回においては総合で4位、人口規模別で1位、地球温暖化防止部門の人口規模別で1位となるなど、年ごとにランクがより上位に移るという良い傾向にある。

 
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